発達障害傾向のある小中学生における勉強方法の工夫について

公立小中学校における発達障害の子供たちは全体の6.5%、そのうち勉強面における障害(学習障害)の子供たちは4.5%です。またその傾向にある生徒さんはさらに多く存在します。私は小中学生相手の家庭教師として仕事をしておりますが、何人かの生徒さんで何らかの能力が欠けている、発達障害傾向にあるのではないかと感じることがあります。

 

例えば、通信制高校の生徒さんで、小学校3年ぐらいの計算力の生徒さんがいます。「比」については言葉で説明するよりもyou tubeの小島よしおの「オッパッピー小学校」を見てもらうと理解やすいようでした。またホワイトボードを使い、文字を大きめに書き、ポイントを色分けする、なども有効です。生徒さんも「(学校の授業のように)集中モードになる」と言っていました。

また中1の生徒さんで、IQが70台真ん中位の女の子の生徒さんですが、小学校2〜3年の漢字の漢字が全部ではないのですが覚えられません。本人から復習したいと希望があり、手持ちの「うんこドリル」を使い勉強しています。例文が面白く、笑いながら進められます。

また、漢字を覚えるときに書き順などは2の次で、まず生徒さんが認識できる形を部分部分で言ってもらいます。例えば「期」という漢字は、「甘」、漢字の「六」の下の部分、「月」というように分解して覚えるとわかりやすいようです。それらの部分部分を色分けしてカードに書き、復習できるようにしています。繰り返しすことにより記憶が定着するようにします。

 

また親しい友達の名前の漢字やお母さんの名前の漢字など、身近に使われているものを知りたがります。興味のあるものを通し、学習に繋げられれば良いと思います。

注意している点は、そのお子さんは学年をまたぎ知っている漢字は知っているので、こちらから覚え方を説明するのではなく、そのお子さん自身の覚えやすい覚え方をよく聞くようにしています。

生徒さんは本人の希望で支援級ではなく普通級に在籍しており、授業面でついていけず、不安障害の二次障害があり学校を休みがちです。親しい友達が支えているようですが気持ち的に大変なので、こちらとしてはとにかく目線を合わせ学習を継続するのが第一の目標です。社会に出たときに最小限の漢字や計算が出来る様になるようにと考えています。

 

発達障害を抱えた小中学生の学習のサポートをする親御さんは、お子様が学習を嫌っているのではないことを頭に置き、目線を合わせ楽しく学習を進めるのが良いのではと思います。そうすれば 自然に勉強する習慣が身についていきます。

参考:発達障害の中学生におすすめ通信教育5選