多分この勉強方法はいい!発達障害クラスの補助員より

発達障害のお子さんが在籍する中学校の普通学級に、加配の支援員として3年間配置されていました。

一口に発達障害といっても、いろいろな発達障害の方がいるので一概には言えないのですが、私が見させていただいていたお子さんは、耳からの情報を入れるのは非常に苦手な子供さんでした。

授業中は教員が単独で話をしている場合は良いのですが、全員でおたがいの話を聞く授業の場合は耳を塞いでしまっていました。

そのため授業内容の補完として全教科「一つ一つわかりやすく」のシリーズを書き写す、という学習をしていました。

 

その勉強方法が全部のお子さんに合うとは言い切れませんが、あるお子さんにはこの勉強方法がとても合っていたようで、その補完学習を始めてから、成績がぐんぐん伸びていきました。

もともと学力の高いお子さんなので、1人で地道に教科書や参考書を書き写すといった勉強方法が向いていたのかもしれません。

そもそも学年相応となる普通の問題集を書き写してもらったりしていたのですが、彼の特性としてきれいに書き写せないとイライラして紙を破ってしまうなどの行動あり。そこで比較的簡単に書き写すことができ、かつ内容がしっかりしている「一つ一つわかりやすく〜」のシリーズにしました。

一つ一つわかりやすく〜の書き写しの学習方法で彼は自信を得たのか、徐々に徐々にですが、他のものや英単語の書き写しなどもできるようになりました。

 

彼は結局3年間その学習法を続け、理解のある私立高校の普通学級に進学しました。

知的レベルが非常に高いのですが、衝動が抑えられない障害特性を持っている子供でしたが、毎日1ページずつ(1項目ずつ)書き写すことに成功した成功体験が少しずつ少しずつ自信になったのだと思います。

放課後児童クラブ(放課後デイ)の先生がたをはじめ、支援級担任の先生と密に話し合った結果がこの方法ですので、それぞれのお子さん一人ひとりに合う合わないはあると思います。

ただ1つの勉強方法(手段)として、学力のもっとも高いお子さんであれば検討してもらってもいいのかなとも思います。

なぜ「一つ一つわかりやすく」のシリーズにしたかというと、見た目がわかりやすく字が大きいから。

書き写す内容も専門的ではなく、発達障害の子供にぴったりなのでとてもおすすめの勉強方法だと私は強く感じました。